フュージョンプラントのエンジニアリングを手掛ける京都フュージョニアリング株式会社は、当社のジャイロトロンシステムが、英国のトカマク・エナジーが開発を進める球状トカマク型核融合実験装置「ST40」に採用されたことをお知らせします。
トカマク・エナジーは、英国エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)と米国エネルギー省(DOE)のパートナーシップによる核融合開発の支援を受けており、フュージョンパイロットプラントの実現に向けて「ST40」の性能向上に取り組んでいます。また、DOEの「マイルストーンベース核融合開発プログラム」にも採択されており、世界最先端の核融合開発を推進しています。
ST40に採用されたジャイロトロンシステムは、日本のジャイロトロン技術をベースに設計・製造されたもので、トカマク形式のフュージョンパイロットプラントには欠かせないシステムです。当社のジャイロトロンシステムは高周波のマイクロ波で1MWの出力を実現しており、プラズマの加熱と、プラズマ電流の発生からその持続に用いられます。昨年12月に装置の輸送が完了し、今後ST40への設置および試運転までを引き続きサポートしてまいります。
詳細は英語版のニュースリリースをご覧ください。
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