2026.03.16
NEWS RELEASE

京都フュージョニアリングと米Realta Fusion、フュージョンエネルギーの商業化加速に向けた戦略的パートナーシップを締結 

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磁気ミラー型フュージョン装置向けプラズマ加熱システムの共同開発、ミラー型中性子源の活用、ブランケット・燃料サイクル技術の開発を推進 

フュージョンエネルギープラントのエンジニアリングを手掛ける京都フュージョニアリング株式会社(以下、KF)は、米国を拠点とするフュージョン技術開発企業Realta Fusion(以下、Realta)と、戦略的パートナーシップを締結したことをお知らせします。官民双方における数十年にわたる日米協力の実績を基盤に、両者の強みを活かし、フュージョンエネルギーの商業化加速に貢献することを目指しています。 

写真左から、坂本 慶司, CTO(KF)、Dominick Bindl, Vice President of Technical Development (Realta)、Kieran Furlong, CEO and Co-Founder (Realta)、世古 圭, President and COO (KF)、野添 祐平, Head of Business Development (KF)、吉岡 悠人, VP of Business Operations (KF) 

本パートナーシップの第一フェーズとして、KFはRealtaが米国で計画する研究開発拠点「The Realta Forge」向けにプラズマ加熱システム「ジャイロトロンシステム」を受注しました。今後は、Realtaの磁気ミラー型フュージョン装置に最適化されたジャイロトロンシステムの設計・製造においても知見を提供します。 

また、材料評価やフュージョンブランケット・燃料サイクルシステムの開発に向けたミラー型中性子源の活用でも両者の協力を深めます。さらに、各国の政府関係者・業界団体との関係構築や、部品・材料・サブシステムのサプライチェーン整備においても、日米の産業基盤を活かした連携を進めます。 

■Realta Fusion CEO兼共同創業者 Kieran Furlong コメント  
KFのフュージョンエンジニアリングに関する世界最高水準の知見と、日本のサプライチェーンの厚みに直接アクセスできることは、Realtaにとって大きな意味を持ちます。そしてその意義は、技術面にとどまりません。両社は、世界有数の経済大国である日米のフュージョン産業エコシステムのかけ橋を築いていきます。個社単独で進むよりも早く、フュージョンの商業化・社会実装へとたどり着けると確信しています。 

■京都フュージョニアリング株式会社 代表取締役社長COO 世古 圭 コメント  
米国のプラズマ物理学における革新力と、日本の精密なものづくりとシステム統合における卓越した技術力。その融合が、このパートナーシップです。それぞれの産業基盤を結びつけることで、磁気ミラー技術を前進させるだけでなく、フュージョンエネルギーの実現・商業化に不可欠な、強靭な国際サプライチェーンを築いてまいります。 

Realta Fusionについて 
Realta Fusionは、米国エネルギー省(DOE)の先進研究計画局エネルギー部門(ARPA-E)の支援を受け、ウィスコンシン大学マディソン校における大規模核融合実験からスピンアウトした企業です。同実験では、磁気ミラー構成において高温超伝導磁石を初めて採用し、17テスラという世界最高水準の磁場強度でプラズマ閉じ込めを達成しました。同社は最近、Future Venturesが主導し、既存投資家Khosla Venturesも参加した3,600万ドルのシリーズA資金調達を発表しています。詳細については、同社のウェブサイト(https://realtafusion.com/)をご覧ください。 

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