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世界の炉開発企業への供給
ジャイロトロンをはじめとする装置を、海外の炉開発企業や研究機関へ供給しています。装置の受注に加えて設計・コンサルティングの実績も重ね、核融合産業のサプライヤーとしての足場を築きました。
私たちの歩みは、一つの信念から始まりました。
フュージョンエネルギーの商用化は、科学的発見だけでは実現しない。
それには、工学が要る。
その信念から、京都フュージョニアリングは生まれました。
2019
数十年の研究の果てに、一つの問いがあった。
創業者・小西哲之は、京都大学で数十年にわたり核融合工学の研究を率いてきた第一人者です。ITERではブランケット研究の国際代表を務め、フュージョンエネルギーを発電に変える工学を、世界の最前線で担ってきました。その小西が抱いたのは、「フュージョンエネルギーは、技術的に可能なところまで来ているのに、なぜ実用化されていないのか」という問いでした。答えは、研究室の外にありました。実用化に足りないのは新しい発見ではなく、装置をつくり、世界へ供給する「企業」という仕組みだったのです。
2019年、小西は京都大学からのスピンアウトとして京都フュージョニアリングを創業しました。研究の延長ではなく、事業としてフュージョンエネルギーに挑む。これが、第一の創業です。そして今、世界の電力需要が拡大し、脱炭素化が急務となるなか、フュージョンエネルギーは「30年後の科学」から、実用化を見据える段階へと進みつつあります。
小西があの日抱いた問いは、今、世界が向き合う問いになっています。フュージョンエネルギーを、研究から産業へ。そして、未来の技術から、社会を支えるエネルギーへ。
研究を、産業へ。
京都フュージョニアリングが目指したのは、研究成果を事業へと橋渡しする存在になることでした。フュージョンエネルギープラントの実現には、炉そのものだけでなく、ブランケット、燃料サイクル、加熱システム、熱回収など、多様なエンジニアリング技術が必要です。私たちは、それらを個別に研究するのではなく、実際に設計し、製造し、世界へ供給するエンジニアリング企業として歩み始めました。フュージョンエネルギーを「研究」から「産業」へ。その橋を架けることが、京都フュージョニアリングの使命です。
構想が、事業として動き始めた。
創業からの数年で、京都フュージョニアリングは研究開発のスタートアップから、製品と顧客を持つ企業へと姿を変えました。装置は海外の開発現場で採用され、自社の実証施設が動き出し、世界中から人材が集まる。構想が事業の実体に変わっているように、京都フュージョニアリングは新たなステージに突入しました。その歩みを、3つの側面から示します。
第三の創業、その始まり。
京都フュージョニアリングは今、研究開発企業から、核融合産業を支える事業会社へと進化しています。経営は創業の世代から次の世代へ引き継がれ、資本の面でも、2026年のシリーズDを経て累計329億円以上を調達しました。装置を売る会社から、産業を支える会社へ。第三の創業は、フュージョンエネルギーを「研究」から「産業」へ引き上げる挑戦の、次の章です。そして物語は、まだ序章にすぎません。
メンバー数
160+
累計エクイティ資金調達額
¥32.9B
事業会社および金融投資家
35+