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PRESS RELEASE
2022.12.15

京都フュージョニアリング、核融合を通じた炭素固定化・カーボンネガティブへの貢献を目指し、向日市の竹材をマイクロ波で炭化する取り組みを新たにスタート 

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京都フュージョニアリング株式会社
京都府商工労働観光部ものづくり振興課
公益財団法人 京都産業21
向日市環境経済部産業振興課

京都フュージョニアリング、核融合を通じた炭素固定化・カーボンネガティブへの貢献を目指し、向日市の竹材をマイクロ波で炭化する取り組みを新たにスタート

京都フュージョニアリングは、京都府向日市の竹林で育った竹の一部を、マイクロ波を利用して炭化(炭素の固定化)する取り組みを新たにスタートしました。今後は、カーボンネガティブへの取組の一貫として将来的な事業化の可能性も視野に、京都府ならびに向日市と連携を進めるとともに、将来的に核融合エネルギーから生まれる高熱の活用方法の一つとしても、炭素の固定化技術の更なる向上と、バイオマス資源の炭化率の向上に取り組んでまいります。

(左)向日市の竹林での竹採取の様子、(右)向日市の竹がチップ化されたものと、竹の一部が炭化されたもの

【今回の取り組みのポイント】
■カーボンネガティブを目指したバイオマスの炭化(炭素の固定化)は、これまでも社会における実績がありますが、今回の取り組みはマイクロ波装置を利用したバイオマスの炭化プロセスを確認するものであり、将来的に核融合の熱を利用した炭素固定化の実証に向けた基礎検証になります。

■京都府向日市の竹林の中でも、管理されなくなった竹林(放置竹林)の保全活動で得られた竹の一部を炭化しました。竹に含まれる炭素を固定化することで、カーボンネガティブ、ひいては持続可能な地球環境の実現へと貢献することができ、未利用の竹資源の有効活用につながります。

■核融合によるエネルギー開発が社会実装される将来には、その発生エネルギーを水の淡水化や炭素の固定化にも応用できることが期待されています。カーボンネガティブへの取り組みの一環として、この度のマイクロ波の利用や、将来的な核融合エネルギーを利用したバイオマス炭化技術について、今後も実証を重ねてまいります。

マイクロ波発生装置

【取り組みの背景】
京都フュージョニアリングは、2021年度より、京都産業21が実施する「産学公の森」推進事業にて、マイクロ波発生装置による竹等のバイオマス資源の炭化技術開発に取り組み、効率的なマイクロ波照射時間や熱効率等のデータ分析を進めています。
このたびの竹の炭化は、京都府向日市の協力により、市が整備した適正管理モデル竹林を活用させていただき実現しました。

【向日市の適正管理モデル竹林】
名産の「物集女たけのこ」でも知られる京都府向日市では、栽培を目的に整備された竹林以外の場所でも毎年大量の竹が育っています。
現在向日市の職員およびボランティアの方々が、市の名産であるたけのこや美しい竹林景観を大切に守るため、古い竹の定期的な伐採や除草、そして次世代の竹の育成のための土壌として竹チップの散布や土入れ作業を行っていますが、竹の急速な成長スピードに対して大変手間のかかる厳しい作業が続いています。
もし未使用の竹林がそのまま放置されると、いずれ腐朽し竹の中のCO2が再び環境へ放出されることになります。向日市と連携し、 まずは少量ですが竹を炭化しカーボンネガティブに貢献する仕組みを構築することで、将来的にはより大きな規模での実施を目指していきます。

(左)栽培目的に整備された竹林、(右)放置竹林

【京都府、向日市との連携背景】
このたびの取り組みは、京都府ならびに向日市の、ゼロエミッション・ゼロカーボンへの想いと、京都フュージョニアリングの脱炭素への想いが合致し実現しました。
京都府では、「石油から空気へ、地方が最先端へ、制約から拡張へ」をコンセプトに、私たちは「ゼロカーボンものづくりによるゼロカーボンまちづくり(地産地消型社会への転換)」を目指したZET-valley構想を推進しています。脱炭素テクノロジー(ZET:Zero Emission Technology)関連スタートアップ企業と大企業等の交流や、まちづくりへの技術導入等を促進することで、脱炭素をテーマに、世界に伍するスタートアップ集積拠点「ZET-valley」の形成を推進しています。
また、向日市では、市制施行50周年を契機として今年10月、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロ(ゼロカーボン)「ゼロカーボンシティ宣言」を行っており、2050年までに市民・事業者・行政の「オール向日市」で二酸化炭素排出実質ゼロ(ゼロカーボン)を目指しています。

※ 社会課題の解決に寄与する新たなビジネス創出を図るため、産学公の多様な連携プロジェクトの組成から、製品等の試作・研究開発、実用化に向けた市場開拓、生産設備投資等を一貫して支援する事業(公益財団法人京都産業21HP:https://www.ki21.jp/kobo/r4/mori/index.html

【京都フュージョニアリング株式会社について】
当社は、京都大学の長年に亘る核融合研究の成果に基づき2019年に設立された、核融合特殊プラント機器の開発に特色を持つエンジニアリング企業です。
プラズマ加熱装置、熱取り出しブランケット、高性能熱交換器、水素同位体ポンプを始めとした先端核融合工学分野において世界有数の技術力を有しており、英国原子力公社を始め全世界の核融合研究開発機関・企業を顧客に持ちます。
日本のものづくり力を結集し、革新的なエンジニアリングソリューションを世界に提供することで、人類に究極のクリーンエネルギーを提供し、新たな世界市場の創出することを目指しています。
HP:https://kyotofusioneering.com/

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