皆様、こんにちは。
京都フュージョニアリングの広報担当です。
今年10月15日から16日の2日間にわたり、東京を中心に開催された FusionXInvest。このイベントは世界のフュージョンエネルギー企業とサプライチェーン、そして投資家のネットワーキングを目的に開催されました。
翌日の17日には、スピンオフイベントとして当社の研究開発拠点「京都リサーチセンター(KRC)」を見学するツアーを主催。海外からのゲストに、建設を進めている模擬発電試験プラント「UNITY-1」の進捗を直接見てもらい、当社の技術力を紹介しました。
今回のブログでは、イベントの様子を写真とともにご紹介します。
世界のフュージョンエネルギー関係者が集結!
FusionXInvestの初日は、当社CEOでフュージョンエネルギー産業協議会(J-Fusion)の代表を務める小西による歓迎の挨拶によって幕が開けました。
その後に行われた基調講演ではFusionX 共同創設者のMelanie Windridge氏が主催し、文部科学省の研究開発戦略官である馬場 大輔氏が世界をリードする核融合産業を発展させるための日本の戦略について説明しました。
他にもパネルセッションを通じて、民間企業と公的機関のパートナーシップや国際機関との連携、フュージョンエネルギー実現に向けた投資についてなど、参加者の興味を引くトピックが次々と議論されました。
午後には当社のビジネス部門に所属する西村が登壇。普段から技術メンバーとも密に連携している西村の視点で「技術とサプライチェーンの実現への投資」をテーマに他パネリストらと議論しました。
FusionXInvest 2日目は東京を飛び出し、国内のフュージョンエネルギー研究施設を巡るツアーに参加しました。
午前中は、量子科学技術研究開発機構(QST)の那珂フュージョン科学技術研究所に移動し、日本と欧州が共同で実施している「JT-60SA計画」および国際プロジェクトの「ITER計画」に関わる施設を見学。
普段は目にすることのできない研究現場に、海外からのゲストも興味津々の様子でした。
午後には超伝導コイル技術に特化したFaraday Factory Japanの新施設を訪問。研究と産業化が交差する現場に触れることができました。
舞台は京都へ:KRCツアーを実施
FusionXInvestが終了した翌日、海外からのゲストを当社の京都リサーチセンター(KRC)に迎え、模擬発電試験プラント「UNITY-1」の見学ツアーを開催しました。
まずはプレゼンテーションからスタート。
当社COOの世古が会社概要を説明した後、Vice President of Plant TechのColin Bausが、UNITY-1で実証するフュージョン熱サイクルシステムの技術の詳細を紹介しました。プレゼン中でもゲストから次々と質問が寄せられ、当社の取り組みに対する関心の高さが伝わってきました。
その後、開発現場に移動して建設中のUNITY-1を見学。最大1000℃の熱を取り出し、輸送する液体金属ループの実物を目にしたゲストからは「もうこの段階まで来ているのか」「実証試験が楽しみだ」など驚きや期待の声が。
現場で実物を見ながらColinの説明を聞いた参加者は、UNITY-1が実証する熱の取り出しから発電・水素製造を行うまでの全体像を知り、フュージョンエネルギーの社会実装が近づいていることを実感している様子でした。
今回、FusionXInvestへの参加とその後のツアーの開催を通じて、フュージョンエネルギー分野における日本の技術力や産業、そして手前味噌ながら当社に対しても世界中から多くの関心を寄せられていることを実感しました。
これに応えられるように、当社は引き続き、フュージョンエネルギーの早期実現に向けて取り組んでまいります。
また次回の「THE FUSION ERA」でお会いしましょう!
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