米国での事業機会のさらなる拡大と人材採用を推進し、核融合エネルギー実現への取り組みを加速してまいります
京都フュージョニアリング株式会社は、米国に子会社を設立し、2023年2月1日に本格稼働を開始いたしました。
【設立の理由】
近年核融合業界では欧米を中心に数多くのスタートアップが誕生し、官民連携のプロジェクト等も発足するなど、核融合エネルギーの実現に向けての取り組みが加速しています。
中でも米国では政府が2022年3月に商業核融合エネルギーの実現を加速するための 10年戦略を策定することを宣言したほか、民間のスタートアップが10億ドルを超える額の資金を調達するなど、核融合の産業化に向けた動きが活発です。
当社はすでに米国内の多くのスタートアップや核融合関連事業者と継続的に商談を含めたやりとりを進めており、商業化を進める各社および米国が今後推進する核融合への取り組みに、当社の技術力を通じてできる限り貢献していく考えです。
この度の子会社設立により、現地での事業推進をよりいっそう加速すると同時に、研究・ビジネス両部門において志を共にする人材を積極的に採用し、さらなる成長を目指します。
【子会社の概要】
会社名:Kyoto Fusioneering America Ltd.
代表者:長尾 昂(ながお たか)
設立日:2022年9月22日
稼働開始日:2023年2月1日
オフィス住所:アメリカ合衆国 ワシントン州シアトル
※日本国外での子会社設立は、2021年10月5日の英国子会社設立に次いで2社目となります。
※米国子会社、英国子会社はともに当社の100%子会社です。
【長尾昂(当社代表取締役社長)のコメント)】
「本格的に米国子会社の稼働を開始できたことを大変嬉しく思います。すでに米国のスタートアップ各社とは、それぞれの手法で安定的な稼働実現を目指している核融合炉からの熱の取り出し・発電設備への運搬方法や、燃料サイクルの仕組み等について日々議論を重ねています。一日でも早い核融合エネルギーの実現に向けて、長年日本で培われた技術力および当社のノウハウを存分に生かし、米国での事業推進に邁進してまいる所存です」
【京都フュージョニアリング株式会社について】
当社は、京都大学の長年に亘る核融合研究の成果に基づき2019年に設立された、核融合特殊プラント機器の開発に特色を持つエンジニアリング企業です。
プラズマ加熱装置、熱取り出しブランケット、高性能熱交換器、水素同位体ポンプを始めとした先端核融合工学分野において世界有数の技術力を有しており、英国原子力公社を始め全世界の核融合研究開発機関・企業を顧客に持ちます。
日本のものづくり力を結集し、革新的なエンジニアリングソリューションを世界に提供することで、人類に究極のクリーンエネルギーを提供し、新たな世界市場を創出することを目指しています。
<会社概要>
会社名 京都フュージョニアリング株式会社
設立 2019年10月
事業内容 核融合炉関連技術、装置の研究開発、製作
代表者 代表取締役 長尾 昂(ながお たか)
社員数 70名 (派遣・業務委託・英国子会社含む)
所在地 東京都千代田区大手町(東京オフィス)
・京都府宇治市五ケ庄(研究拠点・京都大学宇治キャンパス内)
・英国バークシャー州レディング(英国子会社オフィス)
・米国ワシントン州シアトル(米国子会社オフィス)
HP https://kyotofusioneering.com/
採用ページ https://kyotofusioneering.com/joinus