2025.07.30
NEWS RELEASE

英国拠点にて新経営体制が発足

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京都フュージョニアリング株式会社(以下、KF)は、当社の英国子会社 Kyoto Fusioneering UK Ltd.(以下、KFUK)におけるいっそうの技術開発力強化と事業拡大を目指し、8月1日付で経営体制を刷新いたします。

KFUKは本年4月より、英国原子力公社(UKAEA)の本拠地であり、英国の核融合研究の中核を担う「カラム・キャンパス(Culham Campus)」に新拠点を開設するなど、技術開発力の強化と事業機会の拡大に向けてスピードを上げて取り組んでおり、このたびの新経営体制は、KFUKが次なる成長フェーズに入ったことを象徴するものです。また、これに伴い、当社の共同創業者でUK Directorを務め、渉外活動で主導的な活動を行ってきたRichard Pearsonが、2025年7月末をもって現職を退任いたします。

【KFUKの新体制(8月1日付)】

  • Colin BAUS(Vice President of Research and Commercialisation, Head of Kyoto Fusioneering UK and UK Director)
  • Daniel MARTER(KFUK General Manager and UK Director)
  • 今井 隆志(Director, Chief Corporate Management Officer and UK Director)
  • 吉岡 悠人(Vice President of Business Development and Operations and UK Director)

Colin Bausは、KF本社の執行役員として研究・商業化領域を統括しており、2025年初頭に日本から英国へ赴任しました。今後はKFUKの代表として、技術開発と商業化にフォーカスした組織としての同拠点の機能をいっそう拡充してまいります。

Richard Pearson は、当社創業以前の構想段階から当社に深く関わってきました。そして2019年の設立以降は、最初の商業契約の獲得・実行、英国拠点の立ち上げ、各国政府・アカデミア・産業界との関係構築、さらにグローバルな発信とブランド認知の確立などの重要な局面において、中心的な役割を果たし、ブランケット開発やサプライチェーン分析でも成果をあげてきました。
今回の退任は、本人の新たな挑戦への意向と、会社の次なる成長フェーズへの移行が重なった前向きかつ友好的なプロセスであり、今後Richard Pearson はKFの日々の業務からは退くものの、共同創業者、株主、そして当社のサポーターとして、引き続きKFを支えてまいります。

各者からのコメント
Richard Pearson(Co-Founder)
「この6年間は、あらゆるフェーズで自ら手を動かして事業を形にするという、非常に貴重な経験をさせてもらいました。今、KFはさらなる成長と実行のフェーズに入りつつあり、私自身も新しい挑戦に向けて一歩踏み出す時期だと感じています。これまで支えてくださった社内外の皆さまに、心より感謝申し上げます。KFには今後も明るい未来が待っていると信じています」

小西 哲之(Co-Founder and CEO)
「Richardは、当社の立ち上げ以前から今日までの成長に至るすべての過程において多大なる貢献をしてくれました。彼がビジネス面で築いてきたものだけでなく、その姿勢や価値観こそがKFの文化に深く根付いていると感じています。誠実さ、好奇心、そして前向きなエネルギーを持って歩んできた彼に、心から感謝しています。今後はまた新しい形で協働できることを楽しみにしています」

Colin Baus(Vice President of Research and Commercialisation, Head of Kyoto Fusioneering UK and UK Director)
「Richardは、当初は“無理かもしれない”と思えたことを、私たちに“実現できる”と信じさせてくれました。そして実際にそれを形にした人です。KFUKはその遺産を受け継ぐだけでなく、さらに昇華させていきます。世界中から集まった専門家とともに、私たちはフュージョンエネルギー技術の限界に挑戦し続けます」

Culham Campus内のKFUKオフィスにて。前列左よりDaniel、Richard、Colin、KFUKチームメンバーとともに。

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