京都フュージョニアリング株式会社は、トカマク型フュージョン炉を対象としたSCYLLAブランケット概念に関する査読付き論文「Preliminary design of the self-cooled lithium-lead SCYLLA blanket for a spherical tokamak」が、Elsevier社刊行の学術誌 Fusion Engineering and Design に掲載され、このたびオンライン公開されたことをお知らせします。
本論文では、トカマク型フュージョン炉への適用を想定した”自己冷却型リチウム鉛（Pb-Li）ブランケットシステム「SCYLLA」”の初期設計検討について報告しています。熱流動特性、構造健全性、中性子遮蔽性能、トリチウム増殖といった主要な工学的課題を多角的に評価し、コンパクトなフュージョン発電システムにおける液体金属ブランケット実装の可能性に関する初期的な知見を示しています。
本研究は、京都フュージョニアリングのエンジニアおよび技術専門家たちで構成されたチームによる成果で、当社が有するブランケットシステム設計に関する高い専門性を通じて、世界のフュージョンエネルギー研究・開発活動への継続的な貢献姿勢を示すものでもあります。
論文全文は以下よりご覧いただけます。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0920379625007690?via%3Dihub
当社は引き続き、フュージョンエネルギーの早期実現に向けて技術開発と事業推進にスピードを上げて取り組んでいきます。
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