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2023.04.27
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THE FUSION ERA – ゴリ文が学ぶ #1 / 日本科学未来館

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皆様、こんにちは。
京都フュージョニアリング広報担当です。

今回は、不定期の連載「ゴリ文が学ぶ」をお届けします!

そもそも「ゴリ文」ってなに?と思われる方もいらっしゃるかと思いますので簡単にご紹介。

当社はエンジニアリングの会社のため理系出身の社員が多く在籍しています。
もちろん文系出身の社員もいるのですが、その中の一人が会話中に「私はゴリゴリの文系出身」=「ゴリ文」であると呼称し始めたことから、「ゴリ文」という造語が社内で浸透しました。

フュージョンエネルギー&エンジニアリングに関わる日々の業務の中では、文系で学ぶ機会が少なかった言葉が登場することも多々あります。
そのため勉強が不可欠!

ということで、そんな「ゴリ文」社員が、フュージョンエネルギーをはじめ科学やエンジニアリングについて学んでいく様子をお届けするのがこのシリーズ「ゴリ文が学ぶ」です。

初回となる今回は、フュージョンエネルギーの展示があるという東京のお台場エリアの「日本科学未来館」を訪ねました。


フュージョンエネルギーの展示があると聞いて

日本科学未来館は、「科学技術を文化として捉え、社会に対する役割と未来の可能性について考え、語り合うための、すべての人々にひらかれた場」を設立の理念に2001年7月9日に開館されました。

訪問した日は平日にも関わらずたくさんの人が訪れており、展示を興味深く見たり、体験したりされていました。

解放感もありつつ、所せましと様々な展示や体験施設が用意されていました

私たちの今回のお目当ては「フュージョンエネルギー(核融合)」の展示。
入館後、いろいろと興味深い展示を横目に、まずは5階常設展の「地球環境とわたし」へまっすぐ向かいました。


「地上に太陽をつくる」

ひと際インパクトのあるフレーズを用いて、フュージョンエネルギーが紹介されていました。

フュージョンエネルギーの展示はパネル展示、疑問に答える形式での動画視聴、核融合反応の発生を体験できるゲームが用意されていました。


フュージョンエネルギーのあゆみは1920年代から


フュージョンエネルギーのこれまでのあゆみを見てみると、核融合現象は1920年代に発見され、その後1938年に太陽のエネルギー源となっていることが解明されたと記されています。

日本で本格的な研究がはじまったのは1958年から。70年近く前から、数々の研究者たちがフュージョンエネルギーの実現に向けて、研究に取り組んでいたのです。

私たち京都フュージョニアリングも、こうした先人たちによる研究が今につながっていることを心に留めながら、日々取り組んでいかないといけないと、改めて身の引き締まる想いです。

現在は国際協力のもと実験炉の建設が進んでいます。この先、定常的にフュージョンエネルギーによる発電に挑戦する原型炉、そして商業炉として経済的な核融合を目指していきます。

フュージョンエネルギーの時代の到来にはまだもう少し時間が必要ですが、ここ数年はアメリカ、イギリスをはじめ世界中でフュージョンエネルギー関連のスタートアップが増えるなど大きな転換期を迎えており、フュージョンエネルギーの実現に向けた歩みが加速することが期待されています。

当社もフュージョンエネルギーに関わる企業・研究所とともに、その実現に向けてメンバー一同がんばっていきたいと思います。


展示の中で特にわかりやすかったのは、フュージョンエネルギーと化石エネルギーとの比較をしたロウソクの展示です。フュージョンエネルギーがこの先重要なエネルギー源になり得ることがわかりやすく表現されていました。

化石燃料はこのままのペースで消費し続ければそう遠くない未来に枯渇すると言われている一方で、核融合によるフュージョンエネルギーは海水に含まれる水素やリチウムによってほぼ無尽蔵に生み出すことができるとされています。

フュージョンエネルギーが究極のクリーンエネルギーといわれる一つの特徴ですね。

出典:京都フュージョニアリング https://kyotofusioneering.com/technology


好奇心くすぐられる展示や体験

今回はフュージョンエネルギーの展示を目当てに訪れたのですが、館内を歩き回るとたびたび足を止めたくなるような展示や体験が用意されていました。

「スーパーカミオカンデ」の一部が展示されているニュートリノに関する展示や、「ジオ・コスモス」と呼ばれる巨大な球体ディスプレイなどは、特に見た目にもインパクトがあり、多くの方が興味津々でご覧になっていました。

また、素粒子に関する展示箇所では、博士号を持つ当社の西村美紀が解説してくれました。

彼女はスイスのポールシェラー研究所でMEG II実験に携わったほか、高エネルギー加速器研究機構の素粒子原子核研究所の博士研究員としてBelle II実験にも参加していた経歴を持ちます。

西村のインタビュー記事はコチラでご覧いただけます。

多様なバックグラウンドを持つ人材が働いているのも当社の特徴です

ほかにも見どころは盛りだくさんです。
ご興味をお持ちになられた方は、ぜひ日本科学未来館のホームページをご覧ください!

日本科学未来館
〒135-0064 東京都江東区青海2丁目3番6号
https://www.miraikan.jst.go.jp/

今回のブログは、日本科学未来館様にもご確認いただき公開しています。
ご協力いただきありがとうございました。この場を借りまして御礼申し上げます。

今後とも京都フュージョニアリングにご注目ください。
また次回の「THE FUSION ERA」でお会いしましょう!

THE FUSION ERA:https://kyotofusioneering.com/news_category/blog


京都フュージョニアリングでは、エネルギーの未来を一緒に切り開くメンバーを募集しています。

募集内容はこちらのページをご覧ください。

公式SNSでも情報発信をしています。

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