皆様、こんにちは。
京都フュージョニアリングの広報担当です。
1月31日、マサチューセッツ工科大学（MIT）の学生の皆さんが日本企業を訪問するプログラムの一環で当社を訪れました。当社メンバーがプレゼンターとなり、学生の皆さんに向けて、フュージョンエネルギーの全体像や当社事業・活動、そして技術的な強みなどについて紹介しましたので、その様子をブログでお届けします！
なぜMITの学生が当社にやってきたのか？
革新的な日本企業との交流を通じて、日本の技術力やビジネスについての理解を深めることを目的とした「Innovation Discovery Japan（IDJ）」というプログラムの一環で、MITの学生たちが来日しました。いくつかの企業の訪問が予定されるなか、昨年に引き続き当社にもお声がけいただき、IDJの活動を応援したい想いとフュージョンエネルギーをもっと多くの人たちに知ってもらいたいという想いから、プログラムに参加させていただくことになりました。
（IDJについて、詳しくはこちら）
プレゼン開始！
トップバッターはビジネス部門のAndrew Ballard。フュージョンエネルギーについてと、当社のビジネスモデルについて説明を行いました。当社が世界中に顧客を持っていると知り、驚いた様子の学生さんも多かったです。
続いては技術の紹介です。
フュージョンエネルギー炉周辺機器・システムのエンジニアリングを行うPlant Technology部門から、領域の異なる4名の担当者が集い、「Thermal Cycle System（熱サイクルシステム）」、「Fuel Cycle System（燃料サイクルシステム）」、「マテリアル（材料）」、「安全評価とリスク分析」についてプレゼンを行いました。同じ部門であっても、プラントに関わる領域は広いため、それぞれの専門性を活かして、取り組んでいることを伝えました。
当社技術の詳しい説明についてはホームページやブログをご覧ください。
次は核融合反応を起こすために必要なプラズマ加熱システム「ジャイロトロン」の研究開発を行うElectro Magnetic Technology部門からのプレゼンです。
日本の研究機関やメーカーによって培われた技術をベースに産業転用するべく取り組む当社のビジネスモデルや、海外での受注実績などを紹介。実際に海外への納品に向けてどのような取り組みをしているのかといった具体的な説明も相まって、目を輝かせながら熱心に耳を傾ける学生さんが多くいました。
各部門からのプレゼン後には質疑応答の時間を設けていました。学生さんからも積極的に質問が挙がり、好奇心旺盛な様子が見受けられました。中には、休憩時間中にもメンバーに話しかけて、質問する学生さんもいました。
最後に、当社CEOの小西から閉会のあいさつ。
京都フュージョニアリングで働くことの魅力や当社が掲げるビジョン・ミッションについて語ってもらいました。40年にわたりフュージョンエネルギーを研究してきた小西の情熱に刺激されたのか、皆さん真剣なまなざしで話を聞いていました。
最後は記念に集合写真を撮影！
―
準備を進めるなか、プレゼンの内容が学生さんには少し難しいのではないかと最初は心配でしたが、実際に学生さんが質疑応答で積極的に質問する様子を見てホッとしました。
今回の訪問を通じて、フュージョンエネルギーに関心を持ってくれる学生さんが1人でもいてくれたら嬉しい限りです。そしてあわよくば、フュージョンエネルギーという究極的なエネルギーソリューションの実現に向けて、京都フュージョニアリングで挑戦したいと思ってくれる学生さんがいれば、なお嬉しいです！
最後に、今回の開催に際し多大なるご支援をいただきましたMITの担当者の皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。
【IDJについて】
- IDJ (Innovation Discovery Japan) ：テクノロジー産業・アカデミックの分野で世界的権威を持つMITの教授や、技術系経営・研究開発幹部候補生であるMITの学生と日本企業が互いのビジネス・技術・文化について理解を深め、コラボレーションによる次世代イノベーションの機会を創出することが狙いの活動。
- Web: https://idj.mit.edu/
- Instagram: https://www.instagram.com/mit.idj/
