2024.10.31
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THE FUSION ERA – SOFT 2024:当社の技術開発の成果を世界に向けて発表! 

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皆様、こんにちは。 

京都フュージョニアリングの広報担当です。 

当社は、昨年の30th IEEE Symposium on Fusion Engineering (SOFE)や15th International Symposium on Fusion Nuclear Technology (ISFNT-15)、21st International Conference on Fusion Reactor Materials (ICFRM)などの国際的なフュージョンエネルギー関係の学会に協賛・参加しました。 

今年も、7月にアメリカで開催された 26th Technology of Fusion Energy Meeting (TOFE)、9月にアイルランドで行われた 33rd Symposium on Fusion Technology (SOFT) などに参加し、世界中のフュージョンエネルギー関連のスタートアップや公的機関が一堂に会する中、当社のエンジニア・研究者が技術開発の進捗やマイルストーンの達成など、最新の成果を発表しました。 

今回のブログでは、直近に開催されたSOFTの様子を中心にお伝えします。 

最新の研究成果を発表! 

SOFTには、世界中から集まったフュージョンエネルギー分野の研究機関やスタートアップがそれぞれ進めている最新の研究成果に触れる貴重な機会に。フュージョンエネルギーの実現に向けて、高いに刺激し合いながら共に進化していることを強く感じることができました。 

当社は、日本とUK、ドイツの拠点から集まった7名が参加し、ジャイロトロンシステムや、2つのUNITYプロジェクト、そしてフュージョン熱サイクルシステムやフュージョン燃料サイクルシステムの技術開発の成果を発表しました。 

当社のメンバーが各々の専門領域について発表する様子

参加メンバーの発表内容 

Electro Magnetic部門の矢ケ崎は、炉心プラズマを高温に加熱するジャイロトロンシステムについて発表しました。イギリスのフュージョンスタートアップであるTokamak Energy社に納入するジャイロトロンシステムの性能試験結果を報告し、安定した出力・複数の周波数といった高い性能によって顧客のニーズを満たせる当社の技術力をアピールしました。(英語にはなりますが、詳しくは当社のジャイロトロンカタログをご覧ください) 

Plant Technology部門で機械設計を担当する難波の発表は、当社の研究拠点「京都リサーチセンター」で建設を進めている「UNITY-1」について発表しました。 UNITY-1において、IHヒーターの原理を用いてフュージョンエネルギーで生まれる高温を模擬し、その熱を液体金属によって運搬することで、発電に至るまでの一連のプロセスを実証過程で使われる加熱装置や熱交換器といった機器の仕様・性能について紹介しました。 

ブランケットを研究開発しているKFUKのLuigiは、研究開発の成果を発表し、SCYLLA©ブランケットの概念設計の進捗に焦点を当てました。 当社はメンバーの専門性を活かして、SCYLLA©ブランケット開発計画やシステム設計、モデリング、安全性分析など、主要な分野を網羅的にカバーしています。 

KFEUのTimは、自身が取り組むUNITY-2プロジェクトにおける、フュージョン燃料サイクルモデリングの進捗を発表しました。 このモデルによって、数週間にわたりプラント内で生成される物質の組成とトリチウムの含有量を追跡することができ、フュージョン燃料サイクルの動きを解析することができます。 

共同創業者のRichardが登壇 

イベント5日目には、当社の共同創業者兼Chief InnovatorのRichardが登壇し、「Tritium: High-level overview of key challenges for commercial fusion deployment」というテーマで発表しました。

 

Richard がSOFTの会場でトリチウムについて語る様子

フュージョンエネルギーの商業化に向けて、当社とカナダ原子力研究所(CNL)が共同で設立したFusion Fuel Cycles Inc.(FFC)のトリチウムの扱いに関する取り組みを説明したほか、「UNITY for the Community」というコンセプトを紹介し、フュージョンエネルギーの実現をコミュニティ全体で目指す姿勢を強調しました。 (Fusion Fuel Cycles Inc.に関する詳細は、当社のニュースリリースをご覧ください)

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今年、当社は2つの国際的なフュージョンエネルギー学会に協賛・参加し、世界中のフュージョン関係者に対して当社の存在感を強く示すことができたと感じています。また、現地での交流を通じて新しい視点や発見も得ることができました。 

今後も当社は、フュージョンエネルギーの発展に向け、世界各地で開催される学会に協賛・参加していきます。最新情報は、ブログやSNSで発信していきますので、ぜひご期待ください! 


京都フュージョニアリングでは、エネルギーの未来を一緒に切り開くメンバーを募集しています。
募集内容はこちらのページをご覧ください。 公式SNSでも情報発信をしています。

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